くしだんご

ひとまず気楽に自分らしく

転職の思考法 第2、3章

前回の続きで第2、3章を。

北野 唯我
【転職の思考法】

※画像出典amazon.co.jp公式

『転職は悪』とは、どういった人が言う言葉か

「転職は悪」?こういった雰囲気がある会社はまだ根強く残っている気がします。

転職をしなさい、という話ではなく『新しい選択肢を手に入れる努力を放棄した人間』になることは避けないといけない、ということらしいです。

選択肢がないと「小さな嘘」をつく

必ずしも「現状を変えなくてはいけない!」と思う必要はないけれど、
選択肢を持っておらず思考停止に陥ることは避けなくてはいけません。

上司や会社に対して、いつでも辞めるという選択肢を持ったうえで、
対等に接することが大切

会社が「居場所」になると、手段の目的化が起きる

「ここで働き、ここで稼ぎ、ここで生きていくしかないのだ」

この考え方も一昔前には多くの人が持っていたのかもしれない。
高度経済成長期は誰が何をやっても波のれた時代。

当時は手段とか目的とか考えなくても、流れに乗ればよかったのですが、
成熟社会になると「ゼッタイこれが欲しい」ってものって減りましたよね。。

本書には、
「自分の役職を存続させる」ために「会社をコントロールする」上司が描かれています。

現実にあるのか否かはおいておいて(笑)
これは『手段の目的化』が起きていますね。

『消去法』で会社にしがみつくのは、選択肢を取り間違えています。

あなたがいなくても会社は回る

転職活動をするときに必ず
「本当に転職してもいいのかな?」
と思う時期が必ず来ます。

その時に、そもそもの目的は?と立ちかえれるか。

単に職を変えるのではなく、生きていく力を養いたい、
個人としての力をつけていきたい、など。

成熟した企業よりも、今後自分の価値が高まる業界に身を置くことが大切。

転職といった決断をするときに、周りの人の意見に流される可能性もありますよね。
ただ、
意思決定は、『最も情報を持ち、そこにコミットしている人間が行うべき』

この部分はずらさずに持ち続ける。

最後に、

第4章に書かれている内容は、最終講義とあってかなり濃いです。

仕事が楽しくないものになってしまったのはいつからでしょうか。

どういう人生を歩んでいきたいのかを考えて、その方向性に足を向けることがいっぽになります。

腹をくくって、決めるべき時にちゃんと決めること
選択肢を持った「個人」の強さ

最後の第4章はここでは割愛しますが、本当に内容が良くて、、!
軸を決めきれない人にお勧めしたい本です!