くしだんご

ひとまず気楽に自分らしく

エマニュエル・トッドの思考地図

「思考する」ということについて、ブレクジット、リーマンショックソ連崩壊を予言したと言われているエマニュエルトッドの著書。

本の冒頭に書かれている思考の見取り図が頭に入っていたら。。

【エマニュエルトッドの思考地図】

 [エマニュエル・トッド, 大野舞]のエマニュエル・トッドの思考地図

※画像引用元:amazon.co.jp 公式

思考の見取り図の順番としては、
インプット ⇒ 着想 ⇒ 検証 ⇒ 分析・洞察 ⇒ 予測
のかなり端的に図が載っているけれど、シンプルゆえに実践してく難しさも見え隠れする。。

【思考のフレーム】

フレームづくりに欠かせないのは『引き出し』
自分の専門に関わらず、知識の引き出しを持てるように、頭にデータを入れ込む。
ネットに落ちているデータを集めるのもおすすめ。
そのデータの意味に気づく判断力を養う。

【アイディアを妨げるもの】

良い考えが浮かばない理由

①データや情報が無意識まで定着していない

情報不足と情報同士の横のつながりが弱いってことでしょうか。。
身に覚えが…涙

②社会がそのアイディアを持たせないようにしている

社会的に容認されない考え方のために、認めてもらえない。
自分の育った環境に思考形態が影響を受けていると知らないと、結構新しい考え方とかに障壁が大きいのかも。

そもそもアイディアが浮かぶ環境とは。。

【ルーティンの外に出る】

『外的な刺激をあえて受ける場所に出てしまう』

いらっとしたり、ず~んと落ち込んでしまうとき、、、
⇒ 感情が不安定になった時にも、思考が一歩前に進んでいるのでは?と考えればいい。

この考え方ができたら、インサイドアウトをかなり実践できていますね(笑)
思考の整理のプロセスが気になりますが。。

【書くことと話すこと】

本を書く場合を例に、
◆書きながら考えない:
 これは結構以外。。頭の中で構想とモデルが出来上がってから書く。

◆章立てはチェックリスト
 頭の中で章立てしてしまえば、書くこと以外にデータ収集と整理に時間をさける。

集まったデータから、どうやって先を見据えるのかな。。

【予測のプロセス】

3つのフェーズに整理されています。
フェーズ1:経験主義
フェーズ2:対比
フェーズ3:芸術

フェーズ1で大事なのは『待つこと』
十分なデータが集まるまで。

フェーズ2で大事なのは、
個人的経験と歴史との対比。

フェーズ3は、本能、直感、経験からの創造的知性を働かせる。

フェーズ3って難しくないですか💦、と率直に。
これも普段の触れている情報によるのかな。
一つの分野のことしか話せないヒトにならないように。。うむ。。

ちなみに、訳を担当されている大野舞さんについても記事があります。

gendai.ismedia.jp