くしだんご

ひとまず気楽に自分らしく

ビジネスマンの父が我が子に向けた手紙

森岡 毅さんのこの本、、仕事の本質を書いてくれています。
じぶんの24時間はだれのものでしょうか。

森岡
【苦しかったときの話をしようか】

[森岡 毅]の苦しかったときの話をしようか

※画像出典:amazon.co.jp公式

やりたいことがわからない

問題の本質は、
じぶんの内側・軸が決まっていないから。

今のじぶんで精一杯の価値観を決めれば、それが軸を決める手助けになります。

数十年間生きてきて、じぶんの弱みにばかり目がいきますが、
ほかの人から見れば実は強み、もっと言えば宝物のようにうつっている特徴があるかもしれません。

その特徴を活かすために、
会社と結婚してはいけません。
じぶんの持っている力・個人の財産にもっと目を向けるほうが選択肢がふえます。

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世界の秘密

人間は、みんな違って、極めて不平等

辛辣な文章でしたが、これは事実…。
たとえば、東大生の親は世帯所得の平均値が高く、幼少期から優れた教育を施してきた可能性が高い。
先天的な違いも相まって、後天的な違いも経済的な力に左右されています。

資本主義の本質とは…、
サラリーマンを働かせて、資本家が儲ける構造のこと
世の中は、
じぶんの24時間を使って稼ぐサラリーマンと、
他人の24時間を使って稼ぐ資本家に分かれている。

日本の教育システムは、大量のサラリーマンを生産し、
その結果、無知であること・愚かであることに罰金を課す資本主義社会に飲み込まれてしまいます。

なぜ、サラリーマンの外側に資本家の世界があることを認識できないのか。
資本家の世界を射程圏内に見据える『パースペクティブを持っているかが問題提起されており、そもそも『知らない』ということになります。

多くの人がやってしまいがちな資格・キャリアなどの目先のことやほんの2,3年先のことで考えてもそれは現象レベルにとどまってしまいます。
社会がどういう構造になっていて、その本質を理解したうえで選択肢をとっていくことがいま求められているように感じました。

苦しかったときの話をしようか

人が最も苦しいのは、自分自身で自分の存在価値を疑うとき。
本の中では、森岡さんがサラリーマン時代に実際に担当した「ヤバい案件」の話や、自分の情熱をふみにじられ経験が書かれています。

◆自分の強みで戦うしかないこと
◆自分の強みを知っておくこと

この2つが大切…。

行動を変えるとき

意識が変わって行動が変わるまでのタイムラグに耐えられずに、多くの人があきらめます。
結局じぶんのコンフォートゾーンに戻っていきます。
しかし、中長期的な視点で物事とらえられた人が、行動まで変えていけます。

すぐには行動が変わらないことを意識したうえで、
変わる努力を継続し、
意識変化を促すシステムを活用する。

一人で考える時間も大切、そのうえで、
じぶんが普段参加しないコミュニティに参加し、
人との対話を通して、価値観の再認識やヒントを得られることがあります。

ひとりの力で考えることが間違いではなく、それには限界があるということに気づけているかがカギになります。

最後に森岡さんの言葉を…、

『この世界は残酷だ。しかし、それでも君は確かに、自分で選ぶことができる!』

『最初から君に最も伝えたかったのは、この言葉だ。
「生まれてきてくれてありがとう!」』